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ネフローゼ症候群(小児の症状・治療)

ネフローゼ症候群とは?

ネフローゼ症候群(nephrotic syndrome)とは、腎臓の糸球体に障害が起きてタンパク尿と低蛋白血症がみられる病気で、むくみや高脂血症などの症状も伴う症候群です。

ネフローゼ症候群を大きく分類すると一時性ネフローゼ症候群と二次性ネフローゼ症候群に分類されます。
一時性ネフローゼ症候群は基礎疾患がなく原因がわからないもので、二次性ネフローゼ症候群は全身性疾患や薬物投与から引き起こるもので、全身性エリテマトーデス、糖尿病、シェーンライン-ヘノッホ紫斑病などがあります。

ネフローゼ症候群による小児の症状

ネフローゼ症候群による小児の症状としてはむくみがあり、高度蛋白尿、低蛋白血症、高コレステロール血症などがあります。
症状が進行していくと腎不全になる場合があり、高脂血症を合併することもあります。各ネフーゼの症状や特徴を以下に示します。

1.微小変化群
小児のネフローゼ症候群のなかでも最も多いネフローゼで、約8割が微小変化型です。
糸球体の変化はほとんど見られず腎機能は正常で、腎不全まで進行することはありませんが、発病が急激に起こりショック症状を示すことがあります。

2.巣状糸球体硬化症(FSGS)
糸球体の一部が硬化して、尿細管にも萎縮変化が見られます。
進行が悪化しやすいネフローゼです。

3.膜性糸球体腎炎
糸球体基底膜といわれる部位が厚くなることが主な原因です。
成人の2割がこの型で、主にタンパク尿のみの症状のため、検査するまで気がつかない人も多いようです。

4.紫斑病性腎症
小児に多いネフローゼで腎炎を引き起こす可能性が高いです。
この型は重症ネフローゼ症候群や腎不全を引き起こすことがあります。

ネフローゼ症候群の治療

むくみ(浮腫)、高血圧、低タンパク血症に対して、食事療法や利尿薬を使用した薬物療法が行われます。

小児によくおきる微小変化群のネフローゼの場合は副腎皮質ステロイド薬で早期治療することが大切です。約8割〜9割の患者はステロイドに反応して蛋白尿が消失しますが、再発することもあります。

ネフローゼ症候群に免疫異常が関与している場合は、免疫抑制薬が用いられます。その他、抗血小板薬、抗凝固薬などが薬物療法に用いられます。

ネフローゼ症候群の治療には小児に対して長期間のフォローが必要であるため、薬物療法による副作用や腎機能障害に注意を払いながら、経過を観察する必要があります。


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